タスペーサーについて

●タスペーサーとは?

写真④の様に幅の強弱はありますが本来屋根材には隙間が確保されており、

もともとは屋根材の裏面に入り込んだ水分(雨水)を排水できるようになっていますが塗布作業の際に屋根材と屋根材の重なり部分を全部ではありませんが、

塗料で塞いでしまうと毛細血管効果により雨水を吸い込んでしまい排水できない状態になり、最悪の場合、腐朽してしまいます。

その為、塗装の際適切な隙間を確保するのにタスペーサを使用します。



※縁切り作業をきちんと行っておけばタスペーサーを
使用しなくても通常であれば問題ありません。
(建物の作りの形状や方角などの問題で例外な不具合が起きる時もございます。)

当店では手間をかけ、下塗り後、中塗り後、上塗り後(計3回)に縁切り作業を行うので以前と同様に水が捌けるようになります。

●また、屋根塗装をしていない状態でも雨時や夜露などで、吸い込み現象が激しい時にはタスペーサーを使用することがあります。

随時、水が溜まっている為、通常よりも劣化の速度を早めてしまいます。