木部・破風板・露よけの塗装について
木部は空気を通しやすく、また水分を吸いやすい為、膨張や収縮する特徴があります。
雨で濡れて水分が溜まった乾燥しにくい箇所は年数と共に傷んでしまい最悪の場合は腐食してしまいます。
また伸び縮みで反ってしまう為に繋ぎ目のコーキング又はパテや塗装も剥がれてやすくなってしまいます。そこで木部塗装を行う事で役割の木部保護と腐食防止で木部全体を守ります。
外壁塗装よりも長持ちしにくいため、昔は短期の塗り替えが必要でしたが今現在は条件に適した塗料を使用することで下地の劣化具合にもよりますが外壁と同様に耐久性が保てるケースもある位、塗料も進化しております。(昔では到底、考えられない事でした。)
▼基本的な流れ
ホコリ除去➡️ケレン作業➡️下塗り➡️中塗り➡️上塗り
※下塗り・中.上塗り(色付け)の回数は劣化の状態を見て回数が異なってきます。
当店ではなるべく長持ちさせる為に2液型(簡単に言うと=硬化剤という塗料を固める液体が入る塗料)の塗料を使用することで木部保護の持続を助けします。
また状態が悪い箇所は基本3回塗りですが複数回と塗り重ね塗膜を丈夫な物にすることで耐久力を強化させます。
さらに悪化した箇所は取り替えまたはカラーテッパンを巻きます。(雨樋が掛かっている部分より掛かっていない矢切部分の方が直射日光を受ける為痛みやすいのです。)
雨樋:塗装・付け替えについて
上写真は雨樋取り付け後となり、色は他にもバリエーションも豊富でホワイト・ブラック・グレー・アイボリーなどがあります。
雨樋は雨の水滴を速やかに地面に流す役割になります。
雨樋の素材はプラスチックの為(目安15年)耐久年数を過ぎると欠けたり割れたり、ジョイント部分からの水漏れ等がしてしまうので塗装をしても長持ちしないと判断した時は当店で、新しいものと付け替えを行う事も可能でなので一声お掛けください。(一部付け替えも行っております。)
雨戸・鏡板について
今はほとんどが鉄製で出来ており錆び止めにはエポキシ系の塗料を使用します。
刷毛・ローラー塗や吹き付け塗装で仕上げております。
この時(吹き付けの場合)周りに塗料が飛ばないように上下や横にしっかりと養生を行います。
その他塗装について(1)
○2液ウレタンニス塗装
最初に目の細かいペーパーで下地調整した後、下塗り(サンディングシーラー)を塗布し十分に乾燥させたらペーパーや角、丸みを帯びている箇所はサンドボールペーパーを当てて中・上塗り(ウレタンニス)仕上げます。
その他塗装について(2)
屋根・外壁以外にも塗装する箇所を紹介します。
コーキング作業について
サイディングの場合、外装塗装の前に、まず、外壁材の繋ぎ目や窓・サッシ廻りの既存のコーキングの下地処理を行っていきます。
〇コーキング作業には、大きく分けますと2種類の作業工程があります。
❶打替え:既存のコーキングを撤去し新しく コーキングを埋めて行く作業の事。 | ❷打ち増し(増し打ち):既存のコーキングは撤去せずに、 その上からコーキングを打って行く作業の事。 |
★15年超えの寿命を持つと言われているコーキング材です。
〇シリコン系コーキング
塗料は塗れないですがリーズナブル尚且つ耐久性・耐候性・撥水性に優れておりシリコン系コーキング材で良く水回り(キッチンやお風呂場など)にもっとも普及されているコーキング材です。
〇変成シリコン系コーキング材
塗料が塗れるコーキング材で主に外壁・屋根などで需要があり、良く使用されています。
〇コーキング材の種類
大きく分けると4つの種類に分類します。
1,温気硬化型:空気中の水分と反応して硬化する。
2,乾燥硬化型:溶剤や水が発揮乾燥することにより硬化する。
3,日硬化型:表面に酸化皮膜を形成する(内部は硬化しない) マスティックタイプとも言う。
4,混合反応硬化型:主剤と硬化剤を混ぜ合わせ、化学反応二よって硬化する。
AUTO化学工業のコーキング材カタログ。
200種類以上のカラーバリエーションがあるので外壁に、なるべく近い色が見つかり易いのではないかと思います。
当店で良く使用するコーキング材